人の身体的な機能は常に変化しています。思わぬ病気や事故あるいは加齢による変化から、日常生活の中で不便なことやできないこと、人に頼みたいと思うことがでてきます。
自助具は、身体の不自由な人が日常の生活動作をより便利に、より容易にできるように工夫された、文字どおりの『自らを助ける道具』です。そして、福祉機器の中で最も身近な道具として、利用者の生活の幅を広げてくれるものであると言えます。
自助具を生活の分類別に見てみましょう
●食事
自分で食事をとることは、大切な生活動作です。自分で食べたいものを食べたい順番で、時間がかかってもおいしく食べられることを助ける箸、スプーン、フォーク、皿、茶碗などがあります。
●家事
自分でできる範囲を少しでも広げることで生活の基本が広がります。掃除や選択の用具、調理用具や台所用品、容器類のふたのオープナーなどがあります。
●整容・身だしなみ
クシやブラシ、歯ブラシや爪切り、理美容用具から化粧道具まで対象になります。
●更衣
衣類の着脱やボタン掛け、ファスナーの上げ下げ、ソックスやストッキングの履き脱ぎ、ネクタイをつけるなどいろいろな動作が組み合わされています。
ネーブルハウスでは、生活に必要な曲がるスプーンやうがいキャッチ・すべり止めマット、ストッキングエイドや靴下エイド、ボタンの着脱に便利なボタンエイド、床に落ちた物を引き寄せる動作を補助するリーチャー等も常時展示・販売しています。